メニュー

ヤマト、中国越境ECサイトへの出店から商品配送を一貫支援

 ヤマトホールディングス傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL、東京都中央区)は5月上旬から日本企業による中国の越境EC(電子商取引)サイト「京東全球購(JD Worldwide)」への出店から後方業務、購入者への商品配送までを一貫して支援するサービスを始める。

 京東全球購は中国の消費者向けEC大手、京東集団(JD.com)が2015年4月に立ち上げた外国製品専門のECサイトで、「日本館」を設けるなど日本製品の販売に力を入れている。

 京東全球購への出店や開店後の運営に関わる後方業務は、京東集団の公式パートナーであるFRANK(フランク)が支援、日本から中国までの国際物流はYGLが、中国国内での配送は上海市郵政が行う。

 注文から最短4日で商品を届ける。注文が増えた場合には、ヤマトグループが中国に持つ保税倉庫で商品を預かり、注文に応じて出荷することもできる。

 中国では化粧品や家電製品、ベビー用品などを中心に日本製品への人気が高まっており、京東全球購には15年12月、楽天が「楽天市場」の旗艦店を出店した。京東集団は中国最大のEC業者、アリババグループに次いで第2位のシェアを持つ。