すかいらーくホールディングス(HD)は10月からのメニュー改定に伴い、グループのファミリーレストラン「ガスト」「バーミヤン」などで商品全体の約4割を平均で約5%値上げする。
原材料費や物流費などが高騰するなか、価格を維持することが難しくなった。同社は7月のメニュー改訂時にもグループ全体で商品の約5割を平均約5%値上げしており、今年に入って2度目の値上げとなる。
主力のガストでは、約5割の商品を平均約5.6%値上げする。ガストとバーミヤンについては、都市部とその他の地域で価格設定が異なる地域別価格を7月から導入しているが、ガストでは都市部の一部地域を超都心と設定し、該当する店舗は都市部より価格設定を高くする。
例えば、「チキテキスパイス焼き」の価格は、現行で地方都市(538店舗)が770円(税込)、都市部(785店舗)が780円となっているが、10月から地方都市が824円、都市部(634店舗)が879円、超都心(88店舗)が934円となる。
メニューによっては、地域が異なっても同一価格で販売するものもある。「日替わりランチ」は現行で604円の同一価格だが、10月からは一律699円で販売する。看板商品「チーズINハンバーグ」は地方都市と都市部のいずれも769円で販売しているが、地方都市は価格を据え置いた上で、都市部は824円、超都心は879円に値上げする。