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【街角景気】 景気の基調判断、1年3ヵ月ぶりに引き下げ

 内閣府が発表した2月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比2.0ポイント低下の44.6だった。

 

 悪化は2ヵ月連続で、内閣府は景気の基調判断を前月までの「緩やかな回復が続いている」から「このところ弱さがみられる」に引き下げた。下方修正は1年3ヵ月ぶり。

 

 家計動向関連は2.4ポイント低下し、43.2となった。このうち小売関連は2.3ポイント低下の42.8、飲食関連は3.7ポイント低下の41.3といずれも景気横ばいを示す50の水準を大きく下回った。

 

 2~3ヵ月先の景気予想を聞いた先行き判断指数は1.3ポイント低下の48.2で、2ヵ月ぶりに悪化した。

 

 家計動向関連は0.3ポイントの微減で48.5だったが、企業動向関連が2.4ポイント低下し、46.8となった。中国の景気減速や原油安・株安などが企業マインドを冷え込ませているようだ。