ローソンが発表した2015年3~11月期の連結業績は売上高に当たる営業総収入が前年同期比20.2%増の4355億円、営業利益が3.8%増の620億円だった。単体では減益だったが、14年に買収したユナイテッド・シネマと成城石井の業績が上乗せとなり、増益を確保した。
ユナイテッド・シネマの営業利益は20億円、成城石井は38億円(いずれも1~9月)で、ほぼ全額が連結ベースで上乗せされた。「ローソンストア100」を運営するローソンマートの営業損益が前年同期の14億円の赤字から3億円の黒字に転換したことも増益要因となった。
ローソン単体の営業利益は9.0%減の508億円だった。既存店売上高は1.6%増えたが、粗利益率が0.1ポイント悪化、また人件費や減価償却費を中心に販売管理費が10.2%増加したため減益となった。
16年2月期通期の連結業績は、営業総収入が16.3%増の5790億円、営業利益は0.7%増の710億円となる見通し。