メニュー

【マクドナルド】 12月の既存店売上高は4ヵ月ぶりのプラス、8.0%増

 日本マクドナルドホールディングスが発表した2015年12月の売上高は既存店ベースで前年同月比8.0%増だった。プラスは4ヵ月ぶり。

 

 期間限定メニューの「グラコロ」や「コーンクリームスープ」などが好調だったほか、「妖怪ウォッチ」のハッピーセットなどが客単価の向上に寄与した。客単価は11.0%増と2ケタの伸びを示したが、客数は2.6%減で32ヵ月連続での前年割れとなった。24時間営業店舗の縮小や改装店舗の一時閉鎖も客数減につながった。

 

 前年の12月は米国西海岸の港湾ストの影響などで一部原料の輸入が止まり、既存店売上高が21.2%減と大きく落ち込んでおり、その反動による増加の面もある。同社の売り上げが回復基調にあるかどうかは今後の動向を見極める必要がある。

 

 なお、同業のモスフードサービスが発表した「モスバーガー」の12月の既存店売上高は11.2%増で8ヵ月連続のプラスだった。