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【ワンダーコーポ】 子会社の新星堂を合併、TSUTAYAと合弁設立へ

 ゲームソフトや音楽CDなどを販売するワンダーコーポレーション(茨城県つくば市)は12月3日、連結子会社で音楽・映像ソフト販売の新星堂(同)を吸収合併すると発表した。

 

 音楽・映像ソフトはインターネット経由でのダウンロード販売が伸びていることから、店舗販売が主体の新星堂は業績が悪化しており、2016年2月期の業績は営業損益が12億円の赤字(前期は5億1700万円の赤字)となる見通し。この影響で、ワンダーコーポの16年2月期連結決算も営業損益が6億3000万円の赤字(前期は1億6800万円の黒字)に転落する見込みだ。

 

 合併によってコストを削減し、収益の立て直しを図る。合併は16年2月23日の予定で、新星堂は同月18日に上場廃止となる。

 

 一方、ワンダーコーポは同日、TSUTAYAおよびTポイント・ジャパンと合弁会社を設立することで基本合意した。ワンダーコーポと新星堂の店舗で共通ポイントサービス「Tポイント」を導入すると共に、合弁会社を通じて茨城県内でのTポイント加盟店の開拓や加盟店サポートを手がける。

 

 ワンダーコーポはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス傘下のカスミのグループ会社で、カスミはワンダーコーポに44.5%(2月末時点)を出資している。