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【マツキヨHD】 子会社不正会計の調査結果公表、会長・社長は減俸

 マツモトキヨシホールディングス(HD)は11月11日、連結子会社だった旧イタヤマ・メディコ(山梨県甲府市)で行われた不正会計の調査結果を公表した。

 顧問弁護士や公認会計士らで構成される調査委員会の調べでは、4億400万円の架空在庫の計上があった。これに伴いマツモトキヨシHDでは過去の決算を訂正、2012年3月期の純利益を4億円引き下げるとともに、15年4~6月期の総資産と純資産も同額を引き下げた。経営責任を明確にするために松本南海雄会長と松本清雄社長は月額報酬1ヵ月分を30%減額する。

 旧イタヤマ・メディコは10月1日付けでマツモトキヨシ甲信越販売(長野県岡谷市)に吸収合併されたが、統合処理の過程で旧イタヤマ・メディコ社長が過去の営業損失を隠す目的で在庫の水増しを指示していた。

 マツモトキヨシHDでは、不正会計の疑いを10月15日に発表、調査委員会を設置して調査を行っていた。