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【訪日外国人】 7~9月の旅行消費額は初の1兆円超え、81.8%増

 観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査(速報)によると、2015年7~9月期の訪日外国人の旅行消費額は1兆9億円で前年同期に比べて81.8%増加した。7四半期連続で過去最高を更新、初めて1兆円を超えた。

 

 国・地域別でみた旅行消費額は中国が4660億円(前年同期比約2.5倍)と全体の半分近くを占めた。中国の1人当たり旅行支出は28万788円(18.8%増)と全体平均より10万円ほど高く、その中国からの訪日客数が約2.1倍の165万人に増えたことが全体の旅行消費額を押し上げた。

 

 訪日客1人当たりの旅行支出は18.3%増の18万7165円で、このうち買い物代は42.4%増の7万5535円となった。中国からの訪日客に限ると買い物代は18.3%増の14万3620円だった。伸び率は鈍化しているものの、中国客の買い物意欲が引き続き旺盛なことが分かる。