アマゾンジャパン(東京都目黒区)は6月20日、3月に開設した新物流拠点「アマゾン尼崎フルフィルメントセンター(FC)」を報道陣などに公開した。延床面積は10万㎡を超え、アマゾンのFCとしては西日本で最大。
同社によれば、尼崎FCの開設により2000人以上の雇用機会が生まれた。約2万8300立方メートルの商品保管容量があり、アマゾンのEC(インターネット通販)サイトに出店する販売事業者のものを含めて、より多くの商品在庫を収納できる。
効率性を高めるための最新テクノロジーも導入している。その一つである「アマゾンロボティクス」は、ロボットが商品在庫を棚ごと持ち上げて商品のピッキング担当者がいる場所まで自動で運ぶ。
従業員用カフェテリアは、車イスでも利用しやすいデザインにするなど、職場環境の改善にも配慮した。
尼崎FCの開設で、国内20カ所以上のFC全体で商品保管容量は、約42万4700立方メートルを超えた。これによって、7月12日、13日に開催する年に1度のセールイベント「プライムデー」などでもより多くの商品を販売できるようになった。