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【家電量販店】 前年の反動減で揃って減益、今期は増益の見通し

 大手家電量販店が発表した2015年3月期決算は揃って減益となった。消費増税前の駆け込み需要の反動減に加えて、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウインドウズXP」のサポート終了前の買い換え需要の反動減もあった。また、冷夏や暖冬でエアコンなど季節商品が伸び悩んだことも響いた。

 

 各社の経常利益はヤマダ電機が前期比29.2%減の355億円、ケーズホールディングス(HD)が17.9%減の258億円、ノジマが11.7%減の67億円だった。

 

 今期は反動減の影響もなくなり、各社増益を見込む。16年3月期の経常利益はヤマダ電機が42.7%増の507億円、ケーズHDが13.0%増の292億円、ノジマが70.7%増の115億円を予想する。