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【消費支出】 3月は実質10.6%減、12ヵ月連続のマイナス

 総務省が発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯の1世帯当たりの消費支出は31万7579円で物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比10.6%の減少だった。マイナスは12ヵ月連続で、比較可能な2001年1月以降では最大の減少幅となった。

 

 前年同月は消費増税前の駆け込み需要で消費支出が7.2%増となっており、その反動減もあった。

 

 支出項目別では、冷蔵庫や洗濯機、家具などが落ち込んで「家具・家事用品」が39.6%減、住宅リフォームなど「住居」が16.0%減、「被服及び履物」が14.9%減などとなった。酒類や穀類なども前年の反動減があり、「食料」は5.7%減だった。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は44万9243円で実質0.3%の減少と、18ヵ月連続で前年の収入を下回った。物価の変動を考慮しない名目ベースでは2.5%上がった。