ユニーグループ・ホールディングスは4月10日、2015年6~11月の半年間、役員報酬を減額すると発表した。2015年2月期連結決算が最終赤字に転落した責任を明確化するため。
代表取締役は月額報酬を半減、その他の取締役と執行役員は10~20%減らす。
同日発表した15年2月期連結業績は、売上高に当たる営業収益が1兆189億円、営業利益が202億円だった。14年2月が1年と8日の変則決算だったため単純比較はできないが、営業収益は1.3%、営業利益は20.1%それぞれ減った。傘下のユニーが店舗の収益力低下で95億円の減損損失を計上するなど194億円の特別損失を計上したことで最終損益は24億円の赤字(前期は74億円の黒字)に転落した。
16年2月期は営業収益が1.7%増の1兆364億円、営業利益が16.1%増の235億円、最終損益は48億円の黒字を見込む。
ユニーは既存店売上高が1.4%の減少となりそうだが、粗利益率の改善などで営業利益は10.5%増の115億円となる見通し。サークルKサンクスも既存店は1.0%の減収を計画するが、値入率の改善や新規出店による増収効果などで営業利益は4.3%増の95億円を見込む。