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【ローソン】営業増益に成城石井が貢献、16年2月期は通期で寄与

 ローソンの連結業績に買収した高級スーパー、成城石井が貢献し始めた。ローソンの2015年2月期の営業利益は、既存店売上高が前期比1.0%減と苦戦する一方で、客数増加策として販促や広告宣伝費を増やしたため、単体ベースでは0.8%減の609億円となったが、連結ベースでは3.5%増の704億円と増益を確保した。

 14年10月末で成城石井を完全子会社化しており、成城石井の第4四半期(14年10~12月)の業績を取り込んだ結果、のれんなどの償却後で連結営業利益に13億円貢献した。

 成城石井の15年12月期の営業利益は49億円となる見通しで、ローソンの16年2月期連結業績に通期で貢献する。

 16年2月期は、ローソン単体では新店増加によるコスト負担増などから営業利益は4.0%減の585億円と2期連続の営業減益を見込むが、成城石井の寄与などで連結ベースでは0.7%増の710億円となる見通しだ。

 ローソンは16年2月期に低価格のミニスーパー「ローソンストア100」と14年から出店を始めた新型ミニスーパー「ローソンマート」を合わせて300店舗閉鎖する。一方でローソン単体での出店投資を積極化し、新規出店は前期の979店舗から1150店舗に増やす計画だ。