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【ファミマ】16年2月期は出店減速し1000店に、増益転換見込む

 ファミリーマートは2016年2月期の新規出店を減速させる。15年2月期は1120店(国内エリアフランチャイズを含む)を出店したが、16年2月期は1000店に減らす。一方で、閉鎖店舗数は15年2月期の339店から398店に増やす。

 同社の15年2月期連結決算は積極出店に伴い先行投資負担が増加したことなどから、営業利益は前期比6.7%減の404億円と5年ぶりの減益となった。大手各社の大量出店で競合が激化したことなどから、既存店売上高は2.2%のマイナスとなった。このため、新規出店を減速させてコストを抑えると共に、競争力の落ちた店舗の閉鎖を増やして既存店の増収を図る。

 16年2月期の既存店売上高は0.5%増、営業利益は16.0%増の469億円を見込む。

 また、同社は18年2月期を最終年度とする中期経営計画を明らかにした。連結経常利益は600億円以上(15年2月期実績は425億円)、当期純利益は300億円以上(同256億円)を目指す。この計画は現在協議中のユニーグループ・ホールディングスとの統合効果を含んでいない。