セブン＆アイ・ホールディングスは３月８日、同社で初となるネットスーパー専用店舗「セブン＆アイ・ホールディングス ネットスーパー西日暮里店」（東京都荒川区）の運用を始めた。
セブン＆アイグループはこれまで、インターネットで注文を受けた商品をイトーヨーカ堂の各店舗から顧客宅へ配送していた。ネットスーパー専用店舗ではヨーカ堂店舗の約５倍に当たる１日最大2000件の注文に応じることができる。
ネットスーパー西日暮里店は荒川・台東・文京区の全域や新宿・千代田区などの一部を対象エリアとするほか、ヨーカ堂の三ノ輪店（荒川区）、曳舟店（墨田区）など近隣店舗の受注対応を補完する。
ヨーカ堂既存店舗からの配送は１日10便体制となっているが、ネットスーパー西日暮里店では23便体制として利便性を高める。
同店舗の取り扱い品目数は食品、衣料品、住居関連商品など約１万品目。高齢世帯や子育て世帯向けに少量パックの商品を多数取り揃えるほか、店内加工の総菜などを販売する。
ヨーカ堂のネットスーパー事業は144店舗（ネットスーパー西日暮里店を除く）で実施、2014年度の売上高は約500億円となっている。