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H2O、椙岡会長兼CEOが退任、取締役相談役に

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは3月3日、椙岡俊一会長兼最高経営責任者(CEO、74歳)が4月1日付で取締役相談役に退くと発表した。10ヵ年の長期事業計画が2015年3月期末で終了するのを機に経営の一線から退く。

 椙岡氏は2000年6月に阪急百貨店(現H2Oリテイリング)の社長に就任、07年には阪神百貨店との経営統合を実現してH2Oの会長兼CEOに就く一方、四条河原町阪急(京都市)、神戸阪急(神戸市)の閉鎖、博多阪急(福岡市)の出店、阪急うめだ本店の建て替えなどを指揮して収益基盤を強化した。また、14年6月にはイズミヤを経営統合するなど、関西を地盤としながら百貨店以外の小売事業を拡大し、マーケットシェアを広げる戦略を進めた。