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【あらた】 タイで卸事業展開、大手財閥グループと合弁

 日用品卸大手のあらた(東京都江東区)は2月27日、タイの大手財閥グループと合弁会社を設立し、現地で卸事業を展開すると発表した。

 

 化粧品や衣料品、食品など幅広い消費財の製造・販売を行うサハグループと合弁で3月上旬にサイアム・あらた(バンコク市)を設立、3月中に事業を始める。合弁会社にはあらたと同社の現地子会社が合わせて75%、サハグループが25%を出資する。

 

 あらたは化粧品メーカーのディーエイチシー(DHC)とタイにおける総代理店契約を結ぶことで合意しており、合弁会社を通じてDHC製品をタイの小売業に販売する。

 

 サハグループはドラッグストアのツルハホールディングスやコールセンター業務を行うトランスコスモスなど日本企業と広く提携。ツルハはタイでドラッグストア23店舗(2月末現在)を展開している。