日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟60社)の10月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.9%減となり、前月(1.0%減)より減少幅が広がった。既存店の前年実績割れは7ヵ月連続。
食料品は畜産品の相場高や総菜の好調で0.5%の微減だったが、台風の影響などもあり衣料品(7.5%減)と住居関連品(4.0%減)の落ち込みが大きかった。
食料品では、ジャガイモやタマネギ、キュウリなどのサラダ野菜が不調だった農産品が3.3%減、冷凍食品、飲料、袋麺などが苦戦した「その他食品」が1.8%減となる一方、畜産品は牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調で5.2%増、揚げ物、中華、焼き物など温総菜が好調だった総菜が3.8%増だった。