大塚家具は7月23日開催の取締役会で大塚久美子社長(46歳)を解任、創業者の大塚勝久会長(71歳)が会長兼社長となった。
久美子氏は勝久氏の長女だが、「機動的な経営判断を行うことを目的として、新たな経営体制へ変更する」としている。経営方針などをめぐって、勝久氏と久美子氏に何らかの対立があったものとみられる。
久美子氏は富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て、大塚家具に入社、取締役経営企画室長などを務めた後、一旦は退任、コンサルティング会社役員に就くなど大塚家具の経営を離れていたが、2009年3月に社長として復帰、勝久氏は代表権のある会長に退いていた。