米コーヒーチェーン大手のスターバックスは従業員の学士号取得を援助する「スターバックス・カレッジ・アチーブメント・プラン」を立ち上げる。週20時間以上勤務する米国内の全従業員が対象で、大学の授業料の一部または全額をスターバックスが負担する。パートタイマーも対象となる。
アリゾナ州立大学と提携、プログラム参加者は同校のオンラインコースを受講する。受講生は電子工学や小売経営など40の分野から選択できる。３～４年生として入学した場合は、授業料全額を学期ごとにスターバックスが払い戻す。１～２年生とした入学した者については、授業料の一部免除や奨学金などの財政支援を行う。
学士号取得後はスターバックスにとどまることを義務づけない。アリゾナ州立大のオンラインコースの授業料は最大で年間1万ドル。
米国では大学入学者の半数近くが卒業できない。スターバックスによると米国の全従業員の70％以上が大学生または大学入学希望者で占められるという。