ファミリーマートはチケットなどを購入できるマルチメディア端末「Famiポート」を全店で刷新する。6月11日から新型への入れ替えを始め、2015年春には全国約1万500店舗で導入を完了する予定。
Famiポートでは、チケットの発券のほか、スポーツくじ「toto」「BIG」の購入、国際送金などのサービスが利用できる。インターネットショッピングの普及などもあって利用件数が増加していることから、7年ぶりに刷新する。
新型は従来型に比べて奥行きが約20センチ短いなどスリムなサイズで、ディスプレイは加圧式からスマートフォンなどと同じマルチタッチ対応に変更した。処理性能が約5倍に向上する一方で、消費電力は約40%減らせる。駅ナカ店舗などのスペースが限られる店舗向けには、レジ横などに設置できる卓上タイプも用意した。
同社では今後、店舗サーバー(ストアコントローラー)などの店舗システムも今後3年ほどをかけて刷新していく計画だ。