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【上場百貨店】 5月の売上高はH2Oを除く3社がマイナス

 上場百貨店大手4社が発表した5月の売上高(速報値)は、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングを除く上位3社が前年同月比でマイナスとなった。消費増税前の駆け込み需要の反動減が続いている。

 

 最大手の三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹は2.7%減だった。伊勢丹新宿本店は前年の改装効果が一巡して3.5%減となったが、インバウンド(訪日外国人)客の増加などで好調な三越銀座店は4.5%増と16ヵ月連続のプラスだった。

 

 J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋は7.8%減。大丸東京店は2.3%のプラスだったが、松坂屋名古屋店が18.3%減となるなどそのほかの基幹店はマイナスだった。髙島屋(単体)は7.0%減で、特選ブランドの衣料・雑貨、宝飾品などが2ケタの減少となった。

 

 唯一のプラスだったのがH2O傘下の阪急阪神百貨店で1.3%の増加。阪急うめだ本店が5.1%伸びて、阪神本店の8.3%減を補った。