吉野家ホールディングス（HD）は５月22日、傘下の牛丼チェーン、吉野家の安部修仁社長（64歳）が８月31日付で退任、吉野家HDの河村泰貴社長（45歳）が９月1日付で吉野家の社長を兼務する人事を発表した。
安部氏は吉野家HDの代表取締役を兼務していたが、５月22日の株主総会後に取締役を退任、事業会社の吉野家の取締役からも外れ、９月以降は取締役ではない持株会社の会長となる。
安部氏は1980年の吉野家の倒産後の再建で主導的な役割を果たし、1990年から代表権を持ち、92年９月に社長に就任、約22年間に渡ってトップを務めてきた。
今後は2012年９月に持ち株会社社長に就いた河村氏に権限を集中する。