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【全国百貨店】 4月の売上高は12.0%減、駆け込み需要反動でマイナス

 日本百貨店協会が発表した4月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比12.0%減と6ヵ月ぶりのマイナスとなった。3月は消費増税前の駆け込み需要で25.4%増と大幅に伸びたことから、その反動減でマイナス幅が広がった。

 

 ただ、前回の消費税率引き上げがあった1997年4月の14.0%減と比べるとマイナス幅は少なかった。

 

 地区別では、あべのハルカス近鉄本店など増床・改装効果があった大阪の9.0%減を除くとすべての地区で2ケタ減だった。

 

 商品別では駆け込み需要で3月に大幅に伸びた美術・宝飾・貴金属が38.9%減、高級寝具・呉服などその他衣料品が24.2%減、家具が18.3%減など高額商材が不振だった。主力の衣料品(12.2%減)や食料品(4.7%減)も前年実績を下回った。