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【トリドール】 出店の軸足海外に、今期は56店舗を計画、ケニアにも

 セルフ式うどん店「丸亀製麺」などを運営するトリドールは、出店の軸足を海外に移す。2015年3月期は前期より1店舗多い56店舗(フランチャイズなど30店舗を含む)の海外出店を計画する。

 

 一方、国内では前期、丸亀製麺を中心に97店舗を出店したが、15年3月期は25店舗に減らす。新規出店を抑制して、既存店の強化を図り、業績の改善につなげる。

 

 14年中にはケニアにも1号店を出す。業態としては照り焼きチキンを中心とした日本食のファーストフード業態となる予定。同社によれば、日系外食チェーンがアフリカ大陸に進出するのは初めて。ケニアでは17年中に20店舗まで拡大する。子会社のトリドールケニアが運営する。

 

 なお、同社が発表した14年3月期連結業績は、売上高が前期比10.5%増の783億円、営業利益は28.8%減の50億円だった。積極出店を続ける中で販売管理費が増加する一方、既存店が減収となったことで大幅減益となった。