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【家計調査】 3月の消費支出は実質7.2%増、コメ・しょう油など伸びる

 総務省が発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は34万5443円と物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比7.2%の増加だった。消費増税を控えた駆け込み需要で大きく伸び、2ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 支出の内訳を見ると、日用品のまとめ買いが増えたことで「家具・家事用品」が82.5%増、「被服及び履物」も12.3%増と2ケタの伸びだった。「食料」は3.4%増で2ヵ月ぶりの増加だった。

 

 食料ではコメ(18.5%増)、しょう油(58.9%増)、ビール(16.7%増)など保存の効く商品の購入が増えた。日用品では「ポリ袋・ラップ」(61.7%増)、「トイレットペーパー」(59.4%増)、「洗濯用洗剤」(69.8%増)などの伸びが目立った。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の実収入は43万8145円で実質3.3%の減少。6ヵ月連続のマイナスとなった。可処分所得は3.2%減の35万8682円で8ヵ月連続の減少だった。