住友商事は4月1日、子会社の爽快ドラッグ(東京都千代田区)を通じてベビー用品のインターネット通販サイト「ネットベビー」を運営するあかちゃんハウス一二三(ACH社、東京都港区)を買収すると発表した。
爽快ドラッグは日用品、食品などを中心としたネット通販事業を行っているが、ミルクやオムツなどベビー用品が順調に売上げを伸ばしており、ベビーカーやベビーベッドの販売を得意とするACH社との親和性が高いと考えた。
ACH社が爽快ドラッグの取り扱い商品を導入したり、相互に送客を図るなどして2014年度に両社合わせて300億円の売上高を目指す。
住友商事によれば、ベビー関連市場は2012年度で約2兆7000億円の規模といわれている。爽快ドラッグは中国、東南アジアでもネット通販事業を展開しており、海外事業者を含め今後もM&A(買収・合併)を積極的に実施、事業の拡大を加速させるとしている。