ホームセンター大手のジョイフル本田(茨城県土浦市)は4月18日、東京証券取引所に新規上場する。
同社の売上高は1768億円、営業利益は100億円(いずれも2013年6月期)。売上高が3000億円を超えるDCMホールディングスやカインズ、コメリなど業界トップグループに経営規模では及ばないが、首都圏を地盤に超大型店を出店しており、個店の集客力の高さでは定評がある。
2009年には三菱商事と三菱UFJ証券が設立したファンド運営会社、丸の内キャピタルと提携、現在、丸の内キャピタルが運営するファンドがジョイフル本田の株式の30%強を保有する筆頭株主となっている。また、11年には三菱商事から矢ヶ崎健一郎氏(58歳)を社長として迎え入れるなど、三菱商事との関係が深い。
丸の内キャピタルは11年、高級スーパーの成城石井の完全親会社となっており、成城石井の売り先についても関心が高まっている。