米ウォルマート・ストアーズが発表した2013年8~10月期の業績は、営業利益が前年同期比3.6%増だった。主力のウォルマート米国事業が5.8%の増益と全体を牽引、国際事業は米ドル高の影響などから1.7%の増益と伸び悩んだが、会員制卸のサムズ・クラブ事業は9.2%の増益と堅調だった。
既存店売上高はウォルマート米国事業が0.3%の微減(ガソリン売上げを除く)で3四半期連続のマイナス。ただ、ウォルマート米国事業のうち食品スーパーのネイバーフッド・マーケットは3.4%増と好調だった。サムズ・クラブ事業は1.1%増で米国事業全体では0.1%のマイナスとなった。
13年2~10月期の3四半期累計では売上高に当たる営業収益が1.7%増の3465億ドル(約34兆円)、営業利益は2.0%増の195億ドル(約1兆9000億円)だった。
13年11月~14年1月期のウォルマート米国事業の既存店売上高は前年並みを見込んでいる。