紳士服専門店チェーン大手の青山商事はファッションビルや駅前商業施設向けの新業態「ネクストブルー」の出店を2014年春から始める。
既存業態の「洋服の青山」が40代以上、「ザ・スーツカンパニー」が20代を主なターゲットとしているのに対して、「ネクストブルー」は30代を主要顧客と想定する。郊外路面店中心の「洋服の青山」に比べて売り場面積は5分の1程度の40?60坪(約130?200平方メートル)とコンパクトにし、家賃の高い繁華街や駅前の商業施設などにも出店しやすくする。
売り場構成比はメンズが60%、レディスが40%とし、レディスではファッションデザイナーの林秀三氏が主宰するスタジオが商品企画を監修、新たな客層の開拓を狙う。
中心価格帯はメンズスーツが1万9900?3万9900円、レディスジャケットが1万2900?1万9900円など。靴や服飾雑貨なども取り扱う。
同社では「ネクストブルー」を第3の柱に育てるため、5年で100店舗、年間売上高150億円を目標に出店を増やしていく。