東証1部上場のわらべや日洋は11月11日、さいたま市にセブンーイレブン・ジャパン(SEJ)向けのチルド(冷蔵)弁当専用工場を建設すると発表した。
11月中に着工し、来年4月の完成を目指す。生産能力は1日10万食。投資額約26億円の一部には今年2月にSEJを割当先として実施した第三者割当増資によって調達した資金を充てる。
わらべや日洋はSEJに米飯類、調理パン、総菜類などを供給、連結売上高の7割をSEJ向けが占める。
SEJは消費期限が長く廃棄ロスが出にくいチルド弁当の品揃えを強化する方針で、わらべや日洋は新工場建設でこれに対応する。わらべや日洋としては初のチルド弁当専用工場となる。
なお、2月に第三者割当増資を引き受けたことでSEJはわらべや日洋に12.46%(13年2月末現在)を出資する筆頭株主となっている。