吉野家ホールディングス傘下の吉野家は10月1日、福島県白河市に地元農家と共同で農業生産法人「吉野家ファーム福島」を設立した。
農場面積は4.3ヘクタールでタマネギや白菜、キャベツなどの野菜を栽培する。来年4月には野菜加工センターを稼働させ、吉野家ホールディングスグループ各社で使用するタマネギなどを加工・出荷する。
2017年度には農場面積を約13ヘクタールにまで拡大、コメの生産にも乗り出す。
福島県産の農産物については、県や出荷団体が放射性物資に関する検査を行い安全性を確認しているが、吉野家ファーム福島では自主検査を実施し、結果を公表する方針。
吉野家は2009年に「吉野家ファーム神奈川」(横浜市)を設立、農場運営のノウハウを蓄積してきた。