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【米JCペニー】 筆頭株主の投資ファンド経営者が取締役を辞任

 米JCペニーは8月13日、筆頭株主となっているヘッジファンドの経営者、ビル・アックマン氏が12日付で同社の取締役を辞任したと発表した。

 

 アックマン氏が経営するヘッジファンドのパーシングスクエア・キャピタルマネジメントはJCペニーの株式の約18%を保有。同氏は2年前にJCペニーの取締役に就任後、米アップルの小売部門トップだったロン・ジョンソン氏をJCペニーのCEO(最高経営責任者)に推挙、ジョンソン氏は2011年11月からJCペニーを率いたが、業績を急激に悪化させたことから今年4月にCEOを辞任した。

 

 後任としてジョンソン氏の前任者だったマイク・ウルマン氏が暫定CEOに就任したが、アックマン氏は公開書簡などでウルマン氏を批判、会長のトーマス・エンジバウス氏にも新CEOを早く選ぶべきなどと批判の矛先を向けていた。

 

 こうした姿勢がウルマンCEOを支援する取締役会の反発を招き、アックマン氏は退任を迫られた格好だ。