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【米スプラウツ】 自然食品スーパーが株式公開、南西部に約160店舗

 米国南西部を地盤に自然食品スーパー約160店舗を展開するスプラウツ・ファーマーズ・マーケット(アリゾナ州フェニックス)は8月1日、米ナスダック市場に株式を上場した。公募価格18ドルに対して、初日の終値は40.25ドルという人気ぶりだった。

 

 同社は2002年創業の新興企業だが、11年に同業のヘンリーズ・ファーマーズ・マーケット、12年にサンフラワー・ファーマーズ・マーケットを合併することで規模を急拡大した。2012年度の売上高は20億ドル(約2000億円)、既存店売上高は前期比5.1%増だった。

 

 米国では肥満や糖尿病の増加を背景に自然食品への関心と需要が高まっており、スプラウツに対する株式市場の成長期待も大きい。

 

 ただ、12年度で約117億ドル(約1兆1700億円)の売上高を持つ自然食品スーパー首位のホールフーズ・マーケットとは規模の開きが大きく、その差は簡単には縮まりそうにない。ホールフーズの13年度の業績は、第3四半期累計(12年10月~13年6月)で既存店売上高が7.2%増と好調を維持している。

 

 米国の自然食品スーパーではフレッシュ・マーケット(ノースカロライナ州グリーンズボロー)も2010年11月に株式を公開、現在約130店舗を展開している。