家電量販店のエディオンは同業最大手のヤマダ電機とその傘下のベスト電器から6店舗を取得する。6店舗はいずれも、ヤマダによるベスト子会社化に際して公正取引委員会から独占禁止法上の問題があると指摘を受けた10地域の中にある。
これらの地域ではヤマダとベスト以外には有力な競合店がないため、どちらかの店舗を売却することが望ましいとされていた。今回、売却するのはベストの「甘木店」(福岡県朝倉市)など5店舗とヤマダの「テックランドNew秩父店」(埼玉県秩父市)。譲渡日は9月末から11月1日。また、種子島にあるベストのフランチャイズ(FC)店舗は、エディオンとのFC契約に切り替える。
一方、ベストのFCとして鹿児島県内で20店舗を展開していたカコイエレクトロは、10月16日にエディオンのFCとして再スタートする。20店舗の看板は順次、ベストからエディオンに切り替わる。