三井不動産は4月16日、千葉県木更津市の「三井アウトレットパーク 木更津」を3割増床して、来年夏に開業すると発表した。今年9月に着工する第2期工事によって店舗面積は約8500平方メートル増えて約3万6500平方メートルに、店舗数は約50店舗増えて約220店舗となる。
昨年4月13日に開業した同施設は、東京湾アクアラインの千葉県側着岸地である木更津金田インターチェンジに近接するなど東京・神奈川方面からのアクセスの良さもあって、開業初年度の売上高は410億円超と当初の見込みを2~3割ほど上回って好調に推移している。
増床によって店舗数では首都圏最大級のアウトレットモールとすることで、さらなる売上げ拡大を目指す。集客の核となっているフードコートのスペースを1.5倍に拡張するほか、国内外の有力ブランドの集積を充実させる。
同社は現在、国内で12のアウトレットモールを運営。10年4月に開業した「三井アウトレットパーク北広島」(北海道北広島市)についても5月に拡張工事に着手、店舗数を約45店舗増の約175店舗として来年春に開業する予定だ。