ベスト電器は4月12日、親会社のヤマダ電機から非常勤取締役7人を受け入れると発表した。取締役の数は13人となり、過半数をヤマダ側が占める。
ヤマダ電機取締役兼執行役員副社長IT事業本部長の飯塚裕恭氏や同経営企画室長の岡本潤氏など7人が5月23日の株主総会での承認を経て、正式に就任する。また、ヤマダ側は監査役も1人派遣する。
ヤマダ電機は株式公開買付でベスト電器への出資比率を約51%にまで引き上げ、昨年12月に子会社化した。
ベスト電器の2013年2月期の連結業績は、売上高が前期比26.9%減の1912億円、経常損益は35億円の赤字(前期は20億円の黒字)だった。家電エコポイント制度や地上波デジタル完全移行など特需の反動で、業績が大幅に落ち込んだ。今期はヤマダ電機との仕入一本化で価格競争力を高めるなどして、経常損益は37億円の黒字を目指す。