日本マクドナルドホールディングスが発表した2012年12月の既存店売上高は前年同月比8.6%減と苦戦した。既存店のマイナスはこれで9ヵ月連続となった。
既存店の客数は0.8%減、客単価は7.9%減だった。会社側では「外食マーケットが引き続き縮小していることに加え、ディスカウントプロモーションを抑制したことが大きく影響している」と不振の要因を分析している。
新店を加えた全店ベースの売上高は7.0%のマイナスだが、ドライブスルー併設型の大型店の出店などにより、客数は0.6%増えた。
同社の12年12月期通期の既存店売上高は未発表だが、1~9月期の既存店売上高は2.2%減で、10月以降も前年割れが続いていることから、通期でのマイナスが確定した。同社の既存店売上高が通期でマイナスとなるのは03年以来、9年ぶりのことだ。