ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の11月の既存店売上高は前年同月比13.7%増で、3ヵ月ぶりのプラスとなった。
10月は気温が高い日が続いたが、11月に入って全国的に冷え込んだことから、発熱保温肌着「ヒートテック」や軽量ダウン「ウルトラライトダウン」など冬物商品の販売が伸びた。創業祭を行ったことで客数も増えた。
既存店の客数は12.8%増、客単価は0.9%増だった。既存店売上高が2ケタの伸びとなるのは、昨年12月以来、11ヵ月ぶり。これで新年度に入った9月からの累計でも既存店は5.0%の増収とプラスに転じた。
なお、しまむらの「ファッションセンターしまむら」業態の11月の既存店売上高は11.7%増、カジュアル衣料専門店のライトオンは5.8%増、セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは7.4%増となるなどアパレル関連は全般的に好調だった。