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【加藤産業】 ベトナムで食品卸に進出、住友商事と合弁、来年中に事業開始

 食品卸大手の加藤産業は11月9日、住友商事との合弁会社を通じてベトナムで食品卸事業に参入することを明らかにした。来年中に現地で食品卸会社を設立、事業を開始する。

 

 ベトナムの小売市場は2010年で約6兆8000億円と小さいが、04~10年は年平均23%の高成長を続けている。日本からの参入を含めてスーパーやコンビニエンスストアなど近代的な小売業が増加しており、将来的に有望な市場と判断した。

 

 ベトナム進出に先立ち10月23日には、住友商事と合弁で「加藤SCアジアインベストメント」を設立、加藤産業が65%を出資した。ベトナムの現地法人は、この新会社の傘下に入る。

 

 加藤産業と住友商事は2007年に中国・広東省の食品卸会社に共同で出資しているが、今後は加藤SCアジアインベストメントを通じて中国の他地域への進出も検討していく。