メニュー

【米ウォルグリーン】12年8月期決算は減収減益、第4四半期に苦戦

 米ドラッグストア大手のウォルグリーンが発表した2012年8月期決算は、売上高が前期比0.8%減の716億ドル、営業利益が20.6%減の34億ドルと減収減益だった。

 

 薬剤給付管理大手エクスプレス・スクリプツとの契約が一時的に途切れたことで、第4四半期(6~8月)に処方薬の購入客が大幅に減ったことが響いた。全体の6割強を占める調剤部門の売上高は第4四半期に8.1%減、既存店ベースでは12.8%減となった。

 

 処方薬におけるブランド医薬品からジェネリック医薬品への移行も売上高の減少につながった。

 

 利益面では、第4四半期に欧州のドラッグストア最大手、アライアンス・ブーツの株式の45%を現金と株式交換で取得したことも減益要因となった。こうした特殊要因を除いたベースでは、営業利益は6.0%減だった。

 

 新年度に入った9月以降はエクスプレス・スクリプツとの取引が再開しており、新たな得意客プログラム「リワード・ロイヤルティ」をスタートさせるなど巻き返しを図っている。