日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体がまとめた加盟企業310社の8月の既存店売上高は前年同月比1.6%のマイナスで、6ヵ月連続の前年割れとなった。
8月は全国的に気温の高い日が多く、特に下旬は例年を上回る猛暑だったものの、生鮮品の不調などから前年実績に届かなかった。
商品別の既存店売上高は「青果」が2.7%減、「水産」が4.0%減、「畜産」が1.3%減。相場の高騰が続くウナギの不振などで水産の落ち込みが特に大きかった。
そのほか、「総菜」は0.2%の微減、「日配」は1.5%減、「一般食品」は0.8%減だった。
地域別の既存店売上高では、首都圏と中国・四国エリアが共に2.2%減、東海エリアが3.4%減と不調、最もマイナス幅の小さい北海道・東北が0.7%の減少で、全地域が前年割れの結果となった。