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【米スーパーバリュ】60店舗の閉鎖を決定、コスト削減の一環

 米食品スーパー大手のスーパーバリュは9月5日、不採算店など60店舗を閉鎖すると発表した。

 

 同社はクローガー、セーフウェイに次ぐ業界3番手企業だが、3年連続で売上高が減少するなど業績不振に陥っている。7月にはCEO(最高経営責任者)が交代し、コスト削減を進めることを表明していたが、今回の店舗閉鎖はその一環。

 

 閉鎖するのは「アルバートソンズ」27店舗、食品ディスカウンターの「セーブ・ア・ロット」22店舗など。

 

 今回の店舗閉鎖に伴う不動産の売却や営業赤字の縮小によって、今後3年間で8000万~9000万ドルのキャッシュフローが生まれるという。一方で、2013年度決算でほぼ同額の特別損失を計上する予定。

 

 スーパーバリュは食品卸大手だったが、旧アルバートソンズから店舗を大量に取得するなどして食品スーパー大手の一角に食い込んだ。現在約2400店舗(フランチャイズ店を含む)を運営、12年度の売上高は361億ドル(約2兆8000億円)となっている。