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【外食調査】テイクアウト市場は2.5%増の6兆1690億円、12年見込み

 富士経済は国内の外食産業6分野の2012年の市場見込みを発表した。それによると、昨年の震災をきっかけに需要が拡大したテイクアウト市場は12年も前年比2.5%の伸びを示し、6兆1690億円となる見通しだ。

 

 この調査におけるテイクアウト市場には持ち帰り弁当・総菜・寿司、ベーカリーショップ、チェーン系の洋生菓子(スイーツ)店、デパ地下のスイーツと総菜などのほか、スーパーとコンビニの弁当・総菜・スイーツなどを含む。

 

 なかでも圧倒的店舗数を持つコンビニ化各社がスイーツのシリーズ化やチルド寿司の販売開始などによって、市場の伸びを牽引しそうだ。

 

 そのほかの分野では、若者のアルコール離れや家飲み志向で市場が縮小している料飲店は0.3%減の5兆9380億円、前年にマイナスだったハンバーガーやチキン、アイスクリームなどがプラスに転じそうなファーストフードは3.1%増の3兆57億円が見込まれる。