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【米ベストバイ】創業者のシュルツ前会長が買収を提案

 米家電量販店最大手のベストバイは8月6日、創業者で筆頭株主のリチャード・シュルツ前会長から同社取締役会宛に買収提案の書簡が届いたと発表した。

 

 シュルツ前会長は現在、同社の株式の約20%を保有しているが、残りの株式を1株当たり24~26ドルで買い取ると提案した。買収総額は81億~88億ドル程度になる。

 

 米国での報道によれば、シュルツ前会長は投資ファンドと共同での買収を考えているようだが、投資ファンドとはまだ合意に至っておらず、買収資金を調達できるかどうかは不透明だという。

 

 ベストバイの取締役会はこの提案を精査した上で、判断を下すことになる。

 

 シュルツ前会長は4月に前CEO(最高経営責任者)のブライアン・ダン氏が女性問題による不祥事で辞任した際に対応に不手際があったとして6月に会長職を辞任した。

 

 ベストバイはウォルマートやアマゾンにシェアを奪われて、店舗閉鎖や人員削減などのリストラに追われている。