日本百貨店協会が発表した6月の全国百貨店の売上高は既存店ベースで前年同月比1.2%の減少だった。前年割れは2ヵ月連続。
6月は平年に比べて降雨量が多かったことや台風4号の上陸もあり客数が伸びなかった。また、全国的に気温が低めに推移したことで夏物衣料が振るわなかった。
商品別では主力の衣料品が2.7%の減少となる一方、美術・宝飾・貴金属が3.1%増、化粧品が2.7%増と好調。食料品は0.5%のマイナスだったが、総菜は3.5%伸びた。
主要都市では昨年に復興需要で大きく伸ばした反動から仙台が1.3%のマイナス。福岡は0.8%増で47ヵ月ぶりのプラス。主力店の改装効果で名古屋が3.8%増と活況だった。