楽天は7月9日、子会社の楽天マート(東京都品川区)を通じて直営のネットスーパー事業を始めた。
同社が運営するインターネット商店街「楽天市場」は、出店者が商品を販売、楽天は出店者からテナント料を徴収するディベロッパー型のビジネスだが、ネットスーパー「楽天マート」は楽天が自ら商品を仕入れて販売する直営店型のモデル。専用の物流センターも開設して、消費者宅まで商品を届ける。
他のネットスーパーとの差別化ポイントは、「楽天市場」で人気のお取り寄せグルメなどを購入できること。また、楽天スーパーポイントを貯めたり、買い物に利用したりすることもできる。
入会金は1050円でほかに月会費210円、配送料315円(3000円以上の購入で無料)が必要。深夜零時までに注文すれば翌日には商品が届く。当初は東京都内の豊島区、北区、板橋区、練馬区を対象にスタートし、順次、配送エリアを広げていく。