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【食品卸】地域有力卸の旭食品、カナカン、丸大堀内と経営統合で合意

 食品卸の旭食品(高知市)、カナカン(金沢市)、丸大堀内(青森市)の3社は2013年2月をめどに共同持ち株会社を設立し、経営統合することで合意した。

 

 3社はそれぞれ四国、北陸、東北に強固な基盤を持つ有力卸だが、今後は各社の独立性を維持しながらも、物流や情報システムなどで統合メリットを追求していく。

 

 直近の売上高は、旭食品が3773億円、カナカンが1437億円、丸大堀内が938億円となっており、単純合計すると三井食品や加藤産業などと肩を並べる規模となる。

 

 食品卸では三菱商事系4社が合併した三菱食品が売上高2兆円超、伊藤忠商事系の日本アクセスがグループ卸を統合して売上高が1兆5000億円を突破するなど、商社を軸とした再編が進んでいる。