調剤薬局大手のアインファーマシーズ(札幌市)が発表した2012年4月期の連結業績は売上高が前期比10.4%増の1427億円、営業利益が26.5%増の102億円だった。営業利益が100億円を突破するのは初めてで、過去最高益を更新した。
主力の調剤薬局事業では買収した9社を含めて55店舗を出店、グループの調剤薬局数は494店舗となり、売上高は11.2%増の1271億円、セグメントの経常利益は20.3%増の122億円だった。
ドラッグストア事業では子会社から東海地方の11店舗を吸収したり、販促コストを見直したりするなどした結果、セグメントの経常利益が1億強の黒字(前期は2億円強の赤字)に転換。提携するセブン&アイグループの「アリオ札幌店」「イトーヨーカドー旭川店」などに出店した結果、店舗数は56店舗となり、売上高は3.9%増の153億円に伸びた。
13年4月期は調剤薬局とドラッグストアを合わせて60店舗以上を出店、売上高は10.3%増の1575億円、営業利益は12.3%増の115億円と売上高、利益とも過去最高を更新する見通しだ。