メニュー

【カルフール】オロフソンCEOが辞任、プラサ氏体制への移管早める

 小売業世界2位のカルフールでは5月23日開催の取締役会でラース・オロフソン氏が会長兼CEO(最高経営責任者)を辞任した。次期CEOに内定しているジョルジュ・プラサ氏が主導する新経営体制への移管を早めるのが目的と見られる。

 

 プラサ氏は今年1月、オロフソン氏の後任に内定し、4月からカルフールのCOO(最高執行責任者)に就任、6月18日開催の株主総会後に正式にCEOに就任する予定。同氏は衣料品や靴の専門店チェーンを展開するビバルテグループのCEOを務めていた。

 

 食品メーカー大手のネスレ出身のオロフソン氏は2009年1月にCEOに就任、フランス本国を中心にヨーロッパ市場で苦戦するカルフールの再建を託されたが、志半ばで退任することになった。

 

 カルフールのCEOはプラサ氏が過去4年間で3人目となる。